施工管理技士とは
施工管理技士とは、工事の工程や品質を管理し、「施工管理の4大管理」と呼ばれる「工程管理」「安全管理」「品質管理」「原価管理」の4つの観点から、安全に工事が完了できるよう監督する役割を持つ技術資格保有者です。
今、建設現場は労働人口の減少と建設業界の高齢化によって慢性的な人手不足に陥っています。特に施工管理技士が圧倒的に足りず、資格保有者がいる会社、資格保有者に発注が集中しています。
施工管理技士が必要となるのは、都市部・郊外の複合施設のような大規模な開発プロジェクトだけではありません。復興支援や災害対策のほか、1960年・70年代の高度成長期に建設された住宅、ビルや公共施設の老朽化への対応、道路や橋梁、上下水道などインフラ設備の更新は待ったなしの課題です。また、携帯電話基地局の敷設やデータセンターの建設のような、新しいタイプの工事案件も増えています。
加えて、令和3年度に続き令和6年度も施工管理技士技術検定制度が改定され、取得条件がさらに緩和されました。業界内外から、施工管理技士が求められているのです。